成功事例

化学物質過敏症でも障害年金が受給できます!(化学物質過敏症)


 化学物質過敏症は、最初にある程度の量の化学物質に曝露されると、以後、極微量の化学物質にも過敏に反応し、様々な慢性的症状に悩まされ続ける病気です。

 私たちの周りには、今や化学物質なくして日常生活が成立しないほどに、化学物質が満ち溢れています。合成洗剤、化粧品、芳香剤、シャンプー、リンス、タバコ、衣服(化学染料)、防虫剤、医薬品、水道水(塩素)、食品中の添加物・防腐剤、農畜産物(残留農薬)、壁紙、畳、フローリング、内装用合板、印刷物、排気ガス・・・等々数えだしたら切りがないほどです。

 化学物質過敏症は、このような現代の生活に不可欠な製品がさまざまな症状を引き起という、大変痛ましい病気なのです。

 化学物質過敏症の発症経緯やその後の症状の現れ方は、お一人お一人によって異なりますが、依頼人である斎藤雅子さん(43歳・女性、仮名)の場合は、勤務先の自家発電装置(ディーゼルエンジン)の定期試運転で発生した排気ガスが事務室内に流入し、これを吸い込んだことを契機に発症しました。

 それからというもの、極微量のあらゆる化学物質に過敏に反応するようになりました。
 一旦反応が起こると、最初は目の周りが浮腫んだ程度だったものが、やがて足の先から頭の先、果ては臓器の一つ一つに至るまで身体全体が浮腫んだ状態となり、異様な冷えや排尿困難が起り、最後には何人もの人に上から押しつぶされるような異様な感覚に襲われて呼吸困難となります。こうなると薬もありませんから、ただひたすら回復するまで耐えるしかありません。回復には1~2週間もかかります。

 このような状態を避けるためには、家庭内での「衣」「食」「住」のあらゆる面で、化学物質とは無縁な生活が求められます。

 また屋外でも、出会う人、ひと、ヒトのすべてに付着しているさまざまな化学物質に反応するので、外出もままなりません。映画やコンサートはもとより、銀行、市役所などの手続きも、スーパーなどへの買い物も相当の覚悟をしての外出となります。

 筆記用具やインクにも反応しますので、手紙がきても直ぐには開封できない、新聞や新刊本なども読めない、という有様です。

 斎藤さんに言わせますと、「私の最適な生活環境は“江戸時代”です。」ということになります。

 このような状況ですから、面談の場所選びが大変でした。真冬でしたので、喫茶店の寒い風が吹き抜けるテーブルや公園のベンチで、震えながらの面談となりました。その際大変助かったのは、斎藤さんが体調の良いときにまとめておられた、発症時や症状経過のメモがあったことです。

 このメモをベースに日常生活状況をA4版8枚にまとめ、病歴・就労状況等申立書、診断書とともに裁定請求書に添付して裁定請求を行いました。化学物質過敏症の場合、診断書は様式120号の7(血液・造血器その他)の用紙を使いますが、この用紙は、自覚症状、他覚所見を書くだけの簡単極まりないものですから、このような工夫をしないと、斎藤さんの日常生活の大変さを、障害認定に携わる社会保険庁(日本年金機構の前身)の方々に正しく伝えることが困難と思えたからです。

 5月の下旬、2級に裁定された旨の通知が届きました。その時斎藤さんは、「先生は自信たっぷりだったけど、本当に化学物質過敏症で障害年金がもらえるのか、とても不安でした。」と、言っておられました。

 現にそのように考えておられる化学物質過敏症の方は他にもたくさんおられると思います。しかし、本事例のように、化学物質過敏症でも障害年金が受給できるのです。ご心配の方は、是非一度、当障害年金支援ネットワークのフリーコールにご相談されることをお勧めします。

社会保険労務士 Y.M(神奈川県)


NPO法人 障害年金支援ネットワーク ( フリーコール:0120-956-119 )